1993年に東京大学にて航空学の博士の学位を取得し,1993年以降,日本大学に勤務.主な研究分野は柔軟多体動力学および展開大型宇宙構造物の構造動力学である.また,2001年から2002年にかけて,コロラド大学ボウルダ―校にて弾性体の衝突の数値シミュレーションの研究を行っていた.2006年から2008年にかけて,JAXAの客員助教授を兼任し,2008年からは日本大学教授.現在は研究成果の宇宙実証に重点を置いており,研究室にて既に2機の超小型衛星を開発し,打ち上げている.2010年にJAXAが打ち上げて宇宙空間にて大型膜面の展開に成功したソーラーセイルIKAROSのプロジェクトメンバーであり,IKAROSの膜面展開のダイナミクスを予測する解析コードを開発した.現在は,JAXAのソーラー電力セイルOKEANOSの展開ダイナミクスや超小型衛星を用いた宇宙利用などの他,将来の大型宇宙構造物ミッションのための自己展開構造の研究を行っている.
人工衛星をつくる ―設計から打ち上げまで― オーム社 2011/11
CanSat - 超小型模擬人工衛星 - オーム社 2014/08/23